NEWS 記事

なぜ今、モニターアーム事業に参入したのか

— データ分析から導いた市場参入の意思決定 —


はじめに

株式会社リンクエッジでは、商品開発・事業参入の判断をすべて「データ」を起点に行っています。

今回のモニターアーム事業への参入も、感覚ではなく、
市場・競合・製品の3つの観点からの分析結果に基づいたものです。


市場分析:なぜ今この市場なのか

検索データの伸び

まず、モニターアーム関連キーワードの検索数は継続的に伸びています。
これは一時的なトレンドではなく、構造的な需要の増加を示しています。


仮説① テレワークの浸透

働き方の変化により、

  • ノートPC+外部モニター
  • デュアルディスプレイ

といった環境が、ビジネスの標準になりつつあります。

その結果、
「画面をどう配置するか」という課題が顕在化し、
モニターアームの必要性が高まっています。


仮説② モニターは大型化、デスクは変わらない

近年、同価格帯でもモニターは

  • 大型化(27〜32インチ)
  • ワイド化

が進んでいます。

一方で、特に都心部では
デスクスペースは変わらない、もしくは狭いままです。

このギャップが、
「デスクを広く使いたい」というニーズを生み、
モニターアームの需要を押し上げています。


一般層への未開拓市場

これまでモニターアームは

  • ゲーマー
  • マニア層

向けの印象が強い市場でした。

しかし実際には、
一般的なビジネスユーザーこそ課題を抱えている層であり、
ここに大きな伸びしろがあると判断しました。


競合分析:勝てる構造があるか

安価帯のプレイヤーが弱い

市場には

  • モニターアーム専業メーカー
  • 中国OEM製品

が多く存在しますが、

**「品質と価格のバランスが取れた製品」**は限られています。


スペック競争に偏った市場

多くの製品が

  • 耐荷重
  • 対応インチ

といったスペック訴求に偏っています。

しかし、一般ユーザーにとって重要なのは
**「使いやすいかどうか」**です。

このギャップは、後発でも入り込める余地があると判断しました。


認知不足というチャンス

モニターアームは、まだ
存在自体を知らない人が多いカテゴリです。

つまり、

  • 正しく価値を伝える
  • 利用シーンを具体化する

といったPRを行うことで、
後発でも市場を取りにいける構造が存在しています。


製品分析:ユーザーの不満から見る勝ち筋

レビュー分析の結果、明確な課題が見えてきました。

よくある不満

  • モニターの重さで下を向く(いわゆる“お辞儀”)
  • 動きが固い、または緩すぎる
  • 設置後の微調整がしづらい

特に安価帯の商品では、
基本性能に対する不満が多く見られました。


日本市場特有のニーズ

さらに、日本の住環境を踏まえると

  • 奥行きの浅いデスク
  • 限られた作業スペース

といった特徴があります。

そのため、
一般的なアーム型だけでなく、
ポール型(支柱タイプ)も有効な選択肢になります。


結論:勝てる条件

これらを踏まえ、以下が成立すれば
後発でもシェア獲得は可能と判断しました。

  • “お辞儀しない”基本性能
  • スムーズな操作性
  • 一般ユーザー向けのわかりやすい価値訴求
  • 手に取りやすい価格帯

意思決定:市場参入は「あり」

市場・競合・製品の3点を統合すると、

・需要は伸びている
・競合に構造的な隙がある
・製品改善余地が大きい

という結論に至りました。

この結果から、
日本市場におけるモニターアーム事業は
十分に勝算がある領域と判断しました。


NB社との提携:実行フェーズへ

この戦略を実現するため、当社は
モニターアームメーカーであるNB社と提携しました。

同社は

  • 長年の製造実績
  • 安定した品質
  • 大量生産によるコスト競争力

を兼ね備えています。


リンクエッジの役割

当社は単なる販売代理ではなく、

  • 日本市場に最適化した商品選定
  • SNSを活用した認知拡大
  • 一般ユーザー向けのわかりやすい訴求

を担います。

これにより、
高品質な製品を、手に取りやすい価格で届けることを実現します。


おわりに

リンクエッジは、

データで市場を見極め、勝てる領域に集中する

という方針で事業を展開しています。

モニターアーム事業もその一例です。

今後も、データと実行力を組み合わせながら、
日本市場に最適化されたプロダクトを提供していきます。